sans fin

詩と散文 2

(無題)

 その横顔が切なくて
 君はいつになったら笑ってくれるのだろう
 君はいつになったら僕を見てくれるのだろう
 君はいつになったらそんな哀しい目をしなくなるのだろう

 僕はただ、もう一度
 前みたいに笑って欲しいだけなのに

(無題)

 月の女神
 遠き空より光が舞い降り
 月は闇へと姿を隠す
 あなたは私を見ることはなく
 私はあなたを感じるしかない
 光はゆるやかに世界を包み、私は抱かれ眠る

(無題)

 広げて
 天気は晴れ
 心は順調風は南向き
 地図にない世界を探して旅立とう
 大きく翼を広げて感じるだけ
 簡単でしょ?

(無題)

 温かさを覚えてる
 ずっと泣いてばかりで上手く笑えなくて
 あなたを困らせてばかりで
 ごめんなさい
 こんなにも大切で離れたくないのに
 どうして、ダメなんだろう
 ごめんなさい
 ごめんなさい
 どうしても、ダメだから
 あなたに触れたくてのばした指先
 でも、途中で止まってしまった
 あんなに温かかったあなたの手を
 ぎゅっと握りたいのに
 どうしても、できなくて
 心が痛いよ
 どうしようもなく、悲しいの
 あなたも、そんな顔しないで
 お願いだから
 そんな顔

 しないで

(無題)

 風
 さらさらと流れる月の夜
 ごうごうと啼く風の許
 ざわめくススキをかき分けて
 この心を殺して埋めた

(無題)

 現象を意味に変えて
 終わらない証明問題を、それでも僕は解き続ける
 必要なのは、明確な解ではなくて、その過程

(無題)

 気づいてはいけない。
 もし、痛みを測ることが出来たら、
 私は、生きることを放棄してるかもね。

(無題)

 そして世界は
 いつしか
 ゼロへと変貌を遂げる

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